マテハンから小売、社会インフラまで、Pelionにつながる製品がずらり集合

IoT/M2M展 春 2019のArmパビリオンでは、IoTプラットフォーム「Arm Pelion」につながる幅広い分野の製品をパートナー各社が展示しました。本稿では、その様子をフォトギャラリー形式でレポートします。

IoT/M2M展 春 2019のArmパビリオン

今回各社が展示したのは、フォークリフトや追従運搬ロボット、倉庫用ラック、物流パレット、ハンディターミナルといったマテリアルハンドリング分野の装置・資材から、小売用の商品棚や店舗、さらには交通インフラや電柱、防災監視システムに至るまで、幅広いアプリケーションの製品群です。これらを用いれば、サプライチェーンの端から端までをセキュアに可視化・管理し、データを活用したビジネス変革の推進が可能になります。


「マテリアル・ハンドリング」のエリアでは、来場者をフォークリフトが出迎えました。三井物産エレクトロニクスが展示したフォークリフト見守りソリューションです。同社はフォークリフトに取り付けたカメラやセンサーを使って、荷役作業を“見える化”したり、人や障害物を検知して安全作業を支援したりする「FORKERSシリーズ」を販売しています。今回の展示では、本物のフォークリフトを会場に持ち込んで、そこにFORKERSシリーズを設置した状態で展示し、実際にカメラで撮影している映像を見せていました。

三井物産エレクトロニクスは、フォークリフトに搭載する管理ユニットをPelionのデバイス管理サービスを使って遠隔から管理することを検討しています。



マテリアル・ハンドリングのエリアではこのほか、日立物流ソフトウェアが追従運搬ロボット「サウザー(THOUZER)」が人の後について移動する様子を実演してみせました(左側の写真)。また、デンソーウェーブが人協働ロボット「COBOTTA」(右側の写真中、右のロボットアーム)と産業用PCをベースにデータ収集機能を統合した「IoT Data Server」(右側の写真中、真ん中にある黒い箱型装置)を展示したほか、カシオとキーエンスがそれぞれハンディターミナル(右側の写真中、左側に並んだ端末群)を出品しました。これらはいずれも、Pelionデバイス管理サービスにすでに接続済みか、今後接続する予定の製品です。

Pelionのデバイス管理サービスを利用することで、物流やマテリアル・ハンドリングで用いられる各種デバイスをクラウドへセキュアに接続・管理できます。デバイスからリアルタイムにデータを取得し、そのデータに基づく運用・判断や故障予兆検知・予測が可能です。ユーザーにとっては、複数のクラウドに接続でき、ベンダーロックインが無く、施設運用に最適かつコストパフォーマンスの高いソリューションを豊富に選べるというメリットもあります。



マテリアル・ハンドリングに近接する応用領域が、ロジスティクスやアセットトラッキングです。そのエリアでは、ウフルが物流パレットなどに適用できるアセットトラッキングのソリューションを紹介。同社が2019年2月に発表したIoTデバイス開発用評価ボード「enebular Reference Board RAVEN」にGPSモジュールを接続したものをアセットトラッキング用の小型端末に見立てて、フォークリフトの爪に刺さった物流パレットに取り付けて展示しました。

ウフルのアセットトラッキング・ソリューションは、人やモノの位置や状況を可視化し、ステークホルダーがスマートフォンなどで状況把握やコミュニケーションが可能です。同社が提供するIoTオーケストレーションサービス「enebular」とArm Pelionを組み合わせることで、サービス化への時間を短縮し、サービス後の機能 改善をOTA(Over The Air)で実現。トラッキング用デバイスのライフサイクルにわたるセキュリティも確保します。




「リテール」のエリアでは、日立LGデータストレージが3D LiDARを使った人流可視化のデモを実演しました(写真左)。小売店舗内で消費者の行動を分析したり、デジタルサイネージで広告効果の数値化などに応用できるソリューションです。今回はArmパビリオン内に3D TOF(Time of Flight)方式の距離画像センサーを複数個配置し、そこで取得したデータをもとにパビリオンの通過人数と入場者数を示すとともに、ブース内の人の動きを可視化して見せていました。このLiDARもPelionデバイス管理サービスにつながる製品の1つです。

また、キヤノンITソリューションズは、小売店舗や倉庫などに向けたクラウド型の在庫管理システムを紹介しました(写真右)。このソリューションについて詳しくは、YouTubeのデモ動画をご覧ください。




「スマートインフラ」のエリアでは、松久産業が防災や減災に向けて河川の水位を監視するシステムを展示(写真右下)したほか、MovTekとブロックチェーンロックが、MovTekのスマートロック製品をベースに、スマートオフィスやスペースレンタルを実現するブロックチェーンロックの「KEYVOX」ソリューションを紹介しました(写真右上)。さらに、メガチップスは車載イーサネット用トランシーバLSIをベースにしたV2X(Vehicle-to-everything)ソリューションを展示しました(写真左)。これら各ソリューションを構成するデバイスは、いずれもPelionデバイス管理サービスに接続しています。



「Pelion対応ボード」のエリアには、ArmがIoTデバイス向けにオープンソースで無償提供する組み込みOS「Mbed OS」を搭載し、Pelionのデバイス管理サービスに対応したボード製品モジュール製品が展示されました。Advantechウフル村田製作所NuvotonNXP SemiconductorsSeeedルネサスエレクトロニクスu-bloxが提供する製品です。


お問い合わせ

Arm Pelion IoT Platformについてさらに詳しくは、アーム株式会社 IoTサービスグループまで、こちらのWebフォーム かメール( ARMKK-Sales@arm.com )にて、日本語でお問い合わせください。


IoTとデジタルトランスフォーメーションの理解が深まるオススメ記事

Armに加わったトレジャーデータのオウンドメディア「plazma.red」にてIoT x デジタルトランスフォーメーションの情報を発信しています。

Important Information for this Arm website

This site uses cookies to store information on your computer. By continuing to use our site, you consent to our cookies. If you are not happy with the use of these cookies, please review our Cookie Policy to learn how they can be disabled. By disabling cookies, some features of the site will not work.